はたち

今日、由利本荘市の「二十歳を祝う会」が開催されたようだ。

僕が参加したときは「成人式」という名前だったが、成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、今では二十歳を祝う会と称して開催されているらしい。

小学校4年生のとき(10歳の年)に「二分の一成人式」なんて行事をしたことがあるが、職場の上司によると、それも「十歳を祝う会」に名称を変更して実施しているそうだ。確かに、小学校3年生で二分の一成人式を行うのもどこか違う気がする。節目という意味では、10歳毎に区切るのがやはり美しい。

さて、僕の成人式を思い出してみる。確か羽後本荘駅で友人二人と待ち合わせて会場に向かったはずだ。ただし、一人は同じ大学に通う友人、もう一人は中学校を卒業してからもよく会っている友人だったので、特別なことは何もなかった。

特別だったのは会場に着いてからだ。365度に人がいる。男子はスーツでビシッと決めていたり羽織袴を着ていたり。女子は振り袖姿に髪飾と華やかだった。今度こそ本当に久しぶりに会う友人もいて、全然変わらない人もいれば、変わりすぎじゃないかと言いたくなる人もいた。もちろん僕は前者だ。

式の最中は特記すべきことがないため割愛。馬鹿騒ぎするような輩はいなかった。

式が終わった後は中学校毎の同窓会だ。卒業してから5年しか経っていないはずなのに、みんな随分大人びたなと思った。5年という歳月は僕が思っているよりも影響が大きいようだ。だけど、中身は良い意味で変わっておらず、いろんな人から「シマ(仮名)久しぶり!」なんて声をかけてもらえて嬉しかった。5年間を埋めることなど一瞬だ。

成人式から9年が経つ(9年!?)。成人式以来会っていない友人もいるが、元気にしているだろうか。僕は今年、30歳になる。