終わりと始まり

一仕事終えた翌日は些か気分が良い。担当していた研修会が無事に終わり、心地よい安堵感に包まれている。ただし、2月にも担当する研修会があるので、そちらに頭を切り替えなければならない。

今日は月末業務が幾つかあるので、ひとまずそれらを片付けることとする。…月末?

そうか、もう月末か。ついこの間2023年が始まったぜワッショイハッピーみたいな気でいたが、もう1月は終わるのか。いくらなんでも早すぎやしないか。そんなに急いで終わらなくてもいいじゃないか。今年もこれを12回繰り返すだけである。

昼休み中、ネットニュースをぼんやり眺めていると、プロ野球が明日からキャンプインという情報を目にした。1月が終わるということは当然2月が始まる訳で、気づけば球春が到来するところだった。球春。実にいい言葉である。何がいいって春という文字が入っているのがいい。次第に暖かくなり景色も鮮やかになる春は好きだ。寒さが厳しくて寂しい気分になる冬は嫌いだ。天気予報によれば、今週は気温も上がり晴れや雨の日もあるらしい。アンチ冬型気圧配置の僕には朗報である。さっさと移動性高気圧に覆われろバカ。でも経験上、寒さが最も厳しいのは2月である。もう少し耐え忍ばなければならないのか。

夕方5時に職場を出ると、心なしか空が明るかった。間違いなく日は長くなっている。いいぞいいぞ、その調子だ。