近くて遠い

本日より、プロ野球11球団で春季キャンプがスタートした(埼玉西武ライオンズのみ6日からスタート)。

試合のない12月から1月はやはり退屈である。野球ファンはこの日をどれだけ待ちわびていたことか。今年は3月にWBCも控えており、代表に選ばれた選手はそちらに向けた調整もしなければならない。ファンにとっては楽しみの多い球春なのである。

さて、スワローズは1軍が沖縄県浦添市で、2軍が宮崎県西都市でキャンプを行っている。主力の調整ぶりや新戦力の台頭のニュースを目にするとワクワクする。チームにとってはセ・リーグ3連覇を目指すシーズンとなるが、誰も怪我をせずにキャンプを完走してくれることが一番の願いだ。

5年前、ニート(自分探し)だったとき、春季キャンプを見に沖縄まで行こうかと計画したことがある。ニート(自分探し)になってちょうど5ヶ月を迎えた頃で、家で塞ぎ込んでいるくらいならいっちょ沖縄まで行ったろうと考えたのだ。秋田から沖縄まで行くにはいくらかかるかとか、スワローズのキャンプ日程はどんな感じかとか、浦添市の美味しいごはん屋さんはどこかとか、けっこうしっかり計画を立てていたくらいだ。さあ飛行機の予約をしようかと思った矢先、今の職場から採用通知を貰い、1週間後には働き始めたので、結局沖縄には行かなかった。その数年後、僕の飛行機苦手が判明したため、恐らくしばらく沖縄には行けないのだが。

僕が飛行機を克服するのが先か、どこでもドアが発明されるのが先か。どっちにせよ、僕のプロ野球キャンプ地訪問は計画のまま止まっている。でも、旅行は何だかんだ言って計画を立てているときが一番面白い。その状態がずっと続いている。