井の中のアイランド

エクスとプレス

月曜から鶴岡(前編)

月曜日だが、今日は仕事が休みだった。先月、休日に仕事の行事で出勤した分の代休が残っていたので、使ってしまおうと思ったのだ。

せっかくの平日休みだし、山形県鶴岡市に出かけることにした。なんでと訊かれても理由はない。まあ休日だと道路も混んでるし、鶴岡市ってそこそこのお出かけにちょうどいい。…気がした。

山形市在住の友人(成人男性)もちょうど仕事が休みとのことだったので、途中で合流することにした。午前9時、プチ冒険の始まりである。

僕が暮らしている秋田県由利本荘市から鶴岡市までは、高速道路に乗らなくてもだいたい90分くらい。しかも国道7号線をひたすら真っすぐ行けば着くので運転は意外と楽だった。高速バスで仙台に遊びに行くときも通る道であるが、自分で運転すると印象が違う。

友人との合流地点、イオンモール三川に着いた。想像より大きいイオンだった。秋田県人に伝わりやすいように言うと、大曲イオン以上御所野イオン未満といった感じか。

友人の車に無理やり乗り込み、まずは腹ごしらえ。山形県内でも有名なラーメン屋に行く。

お目当てのお店は海の近くにある。

琴平荘

山形県内のラーメンランキング1位に輝いたこともあるお店で、友人も一度来てみたかったらしい。

看板と僕。吉住の宣材写真みたいである。

吉住

こちらは旅館であり、ラーメンは秋から冬の期間しか提供していないらしい。今しか味わえない味だ。

で、僕たちは11時過ぎ、開店してから30分後くらいの早い段階で到着したのだが、番号札が96番だった。

きゅきゅきゅきゅきゅうじゅうろく!?って思った。お店の看板を見ると8時30分くらいから発券はしていたらしい。それだけ早い時間から発券しているということは、それだけ人が来るということだ。いや、もちろん人気のラーメン屋だとは知っていたが「ゆうて平日だしそれ程でもだろ」と思っていたのだ。余談だが、今日一緒に行動している友人の誕生日が9月6日なことに運命を感じずにはいられない。

どれくらい待つことになるか想像がつかないが、せっかくここまで来たのだ。いくらでも待つことにした。で、結果として僕たちはラーメンを食べるまでに210分待つこととなった。210分て。アトラクションじゃん。平日でこのレベルなので、休日に来る場合は相当な覚悟が必要そうだ。余談だが、待ち時間が長いことでよく話題になる「さわやか御殿場インター店」の同時刻の待ち時間を調べてみたら150分だった。さわやか以上じゃん。

チャーシューメン(1,080円)

たっぷり待って注文したのがこちらのチャーシューメン。あっさり、こってりのいずれかが選べる。スープは鶏ガラベースに魚ダシも入っているらしく、ほんのり甘みも感じるまろやかな味わいだ。麺は細めの縮れ麺。のど越しが良く、麺自体もすごく美味しい。

ぶっかけ漁師めし(150円)

焼のり、鰹節、青のりをブレンドしてご飯にふりかけたもの。お好みで卓上の醤油もしくはラーメンのスープをかければより美味しくなる。こちらのふりかけはお土産でも売っていたので、個人的に買っていった。

相当お腹が減っていたこともあり、ペロリとたいらげてしまった。塩ラーメンや1日限定10食の味噌ラーメンもあるという。…味噌ラーメンを食べるためには一体何時にくればいいのだろうか。

店から出たときにはすっかり日が傾いていた。今日はこれでおひらきとするのか、それともまだどこかに行くのか、その答えは後編で!

(ネタバレ:加茂水族館に行きます)