月曜から鶴岡(後編)

前編はこちら↓

https://kishima140.hatenablog.com/entry/2023/10/23/223123

すっかりお腹いっぱいになった僕たちは、加茂水族館へ向かった。今回の鶴岡遠征のメインである。

今思えば、ラーメンを食べるために210分も待っていたのであれば、その間に水族館を見学できたのだ(琴平荘は番号札の順に呼ばれるので、ずっと並んで待っている必要がない)。まあ次に同じ行程で鶴岡市に遊びに来たときは今回の反省を活かせばいい。また一つ賢くなっちまったよ。

友人の車にいたメンダコ(本物じゃないです笑)

加茂水族館には、たしか小学校低学年の頃に父親と行ったことがある。20年以上前のことだからほとんど覚えていないが。そもそも加茂水族館は2014年にリニューアルしているから、ほぼ初めてみたいなものだ。

そんな加茂水族館だが、クラゲの展示数が世界でもトップクラスに多いことで有名だ。僕の記憶でもクラゲがたくさんいたのだけはうっすら覚えている。展示の仕方も凝っているようで非常に楽しみだ。

看板と僕。この日は吉住の宣材写真で押し通そうと決めた。看板もクラゲを全面的にアピールしている。

もちろん、クラゲ以外にも様々な生き物が展示されている。

人気のウミガメ。手を振っているように見えた。モテるためにはどうすればいいですかと質問しようと思ったが、やめた。これはクラッシュではないから、タートルトークはできないのだ。

ウミヘビと一緒に写真を撮る僕。いまだかつてウミヘビと2ショットを撮った人間が果たしていただろうか。ウミヘビも同じことを思っているかもしれない。

で、お待ちかねのクラゲである。「クラネタリウム」と称して常時約80種類ものクラゲを展示している。クラネタリウム中盤の「クラゲ栽培センター」では様々な成長段階のクラゲを観察でき、生態についてじっくり学ぶことも可能だ。

この細長いのもクラゲだ。ヒラヒラとゆったり泳ぐクラゲ、プカプカと水中を漂うクラゲ、規則的にピカピカ光るクラゲなど、見れば見るほど不思議な生き物である。

最後に待つのは約1万匹のミズクラゲが泳ぐ直径5 メートルの水槽「クラゲドリームシアター」。雪のような、雲のような、なんとも形容し難い美しさに、柄にもなく魅入ってしまった。

クラゲを見た後はクラゲを食べようということで、クラゲアイスを注文した。

こちらは友人が注文したクラゲソフト。アイスにかかっている物体がクラゲである。

僕が注文したクラゲアイス(マスカット味)。分かりにくいがアイスの中にさっきみたいなクラゲが入っている。

アイスにクラゲってどうなのよと思われるかもしれないが、クラゲ自体に強い味付けはされていないので、コリコリとした食感を楽しめるアイスである。

水族館を出る頃にはすっかり夕方になっていた。山形側から見る鳥海山は印象が違う。

合流場所のイオンモール三川まで戻り、解散。僕は由利本荘市へ、友人は山形市へ、それぞれ逆方向に車を走らせる。辺りは完全に暗くなっていた。行きはすいすいと車を走らせることができたが、帰宅ラッシュと重なってしまったようで、思うように車が進まない。車のランプが随分長いこと連なっている。まるで水族館で見たクラゲのようだった。