井の中のアイランド

エクスとプレス

新緑の季節だから緑色のお菓子を作る訳ですよ

一人暮らしを始めてから2回ほどお菓子作りをした。

前回作ったお菓子

お菓子作りに慣れていないため普通よりも時間はかかってしまったが、それでも出来上がったお菓子は想像以上に美味しかった。僕にお菓子作りの才能があったからなのか、レシピ通りにちゃんと作ったからなのかは分からない。

で、前回のお菓子作りを終えてからまた生クリームを買ってしまったので、賞味期限を迎える前に消費しなければいけない。僕は食品ロスに立ち向かうヒーローなのだ。

前回作ったホワイトチョコテリーヌ(冒頭の写真)が非常に美味しかったので、今回もそれを作ろうかと思ったが、5月に入り新緑の季節となったので、緑色のお菓子を作ることにした。変なことを言っているつもりはない。

緑色のお菓子で思いつくのが抹茶しかなかったので、YouTubeを参考に抹茶タルトを作る。使う材料はこちら。

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ホワイトチョコ(300グラム)

クッキー(100〜120グラム)

生クリーム(計200ml)

抹茶(15グラム)

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ホワイトチョコは300グラム使う。ガーナのホワイトチョコは1箱45グラムなので分量に注意。余った分は食べて大丈夫である。

クッキーは好きなものでOK。僕はなんとなくCHOICEにした。キティちゃんのパッケージが可愛かったからではない。クッキーはだいたい100〜120グラム使うので余った分は食べて大丈夫である。

生クリームは1パック丸々使うので余るはずはない。余ったとしたら作り方を間違えています。

抹茶は15グラムしか使わないので余った分は食べて大丈夫である。

まずはタルトの生地を作る。

クッキーを厚めのポリ袋に入れて砕いていく。麺棒があれば便利だが、残念ながら僕は麺棒を持っていない。

だから拳でいく。

躍動

この作業をしているとき、僕は笑顔だった。皆にも見せてあげたかった。

拳でなんか無理だよ〜って人はマグカップの底を使ってトントン叩けばクッキーはちゃんと砕ける。あまりにも強く叩きすぎてマグカップが割れないように注意してほしい。怪我するのは違うので。

クッキーが粉々になったら生クリーム50mlを入れてコネ×2していく。このとき、生クリームではなく溶かしバターを入れた方が風味が良くなるらしいので、面倒でない人はそっちをオススメする。僕は面倒で面倒で仕方がなかったので生クリームにした。

一生懸命コネコネ×2したらこんな感じでしっかりまとまる。

捏ねた生地はラップに包んで薄く伸ばしていく。型の形に合うように伸ばすイメージだ。頑張れ。

いい感じに伸ばせた。のしイカみたいだがタルト生地である。

ラップを敷いた型にタルト生地を入れる。常温でほったらかしておくのもアレなので冷蔵庫に入れておこう。タルト生地もその方が安心すると思う。

続いて抹茶ソース作り。ホワイトチョコ300グラムを砕いてボウルに入れる。一人暮らしを始めてから既に3回も大量のチョコレートを砕いている。一人暮らしってこうなのか?

残りの生クリームを全て加えて湯煎する。湯煎はなかなか大変な作業だが、ああ自分は今お菓子を手作りしているんだという実感が湧く。

疲れた。もう横になりたい。

ホワイトチョコソースに抹茶を15グラム加える。ダマにならないように篩にかけながら入れよう。目ざとい皆さんはお気づきでしょうが、篩はこのためにわざわざ購入した。

で、抹茶を全て加えたらこちらもしっかり混ぜる。

途中、最悪な池みたいになるが心配しなくても大丈夫である。

根気強く混ぜているとしっかりとした抹茶ソースが出来上がる。すり潰したワラビみたいですね。

冷蔵庫で冷やしておいたタルト生地の上に流し込む。ヘラで表面を馴らしてあげると綺麗に仕上がる。あんまり言いたくないがヘラでつついた感触も最悪な池のそれである。

そしたらね!こちらをラップに包んで!あなた方と一緒にラップに包んで!冷蔵庫で一晩冷やす訳ですよ!冷やす訳です…!

 

 

 

 

 

  

   

    

     

      

       

        

         

          

           

            

 

 

 

冷蔵庫で一晩冷やしたことによりソースがしっかり固まった。しかし、お菓子屋さんで売っている抹茶ケーキよりも見た目はだいぶ悪い。プロってすごいんですね。まあ問題は味である。

断面はなかなかいい感じだ。前日は終わった池だったが今日は紛れもなく抹茶と言える。

一口食べてみると凄い。完全に抹茶のお菓子だ。ホワイトチョコの甘みの後に抹茶の優しい苦みがやってくる。タルト生地は生クリームを繋ぎにしたので、しっとりとした食感。抹茶味にはこの方が合う。美味しい美味しい。頑張って作ってよかった。

お菓子作りは毎回くたびれるが、それに比例するかのようにお菓子作りが好きになっていく。世界はそれを愛と呼ぶのかもしれない。