井の中のアイランド

エクスとプレス

七夕

今日は七夕である。

7月7日。7がふたつ揃う日。なんとも縁起がいいじゃないか。

伝承では1年に1度、七夕の日にだけ、織女(織姫)と牽牛(彦星)が天の川で再開できると言う。「ふーん、あっそう」って思う。

それはそれとして、星空を眺めるのは好きである。天の川がかかっていたら確かに神秘的だと思う。ちなみに織女は裁縫の仕事を司る琴座のベガ、牽牛は農業の仕事を司る鷲座のアルタイルであり、はくちょう座のデネブも加えて結んだものがかの有名な「夏の大三角」である。「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」とパッと言えたら素敵だ(たぶんその人は化物語が好きだ)。

七夕と言えば笹の葉に願いを書いた短冊を飾るのが定番だ。今の職場に入ってから、毎年この時期は職員全員が短冊に願い事を書いている。ちゃんと笹を用意して職場の玄関に飾っているのだ。僕が書いた願い事は、短冊に書く願い事ランキング374年連続1位に輝いたことでも知られる「飼い猫の健やかな成長」である。おかげで2匹とも健やかに育っている。ところで、374という数字は、財布の中身をなんとなく見たときに入っている小銭の合計額と同じだ。これは偶然だろうか。

保育園児の頃は、短冊の他に折り紙で天の川を作っていた。折り紙を縦に2回折って、交互にハサミを入れて最後に開けば簡単に出来上がるのだが、僕はハサミの入れ方を間違えたのか、サッポロポテトみたいになってしまった。

サッポロポテト

たぶん今ならめちゃめちゃ細かくハサミを入れて、大きな天の川を作ることができるだろう。まあ、わざわざ作ったりはしないけれど。

そんな七夕の今日だったが、なんとも蒸し暑い1日だった。それなのに、健やかに育った飼い猫の1匹が膝の上に乗ってきてしまった。どいてくれとは言わなかった。言えなかった。