フォトグラフ

昨日、第105回全国高等学校野球選手権記念秋田大会が開幕した。

僕の母校は今日が初戦。応援に行かなければ。気合いを入れて、僕が現役のとき実際に使用していた帽子を被っていくことにした。

暑さ対策にもなるし。

も一つオマケに気合いを入れて、栗まんじゅう先輩のソックスを履いていくことにした。

ハーッ

もっとも、帽子のデザインはとっくに変わっているし、僕の母校と栗まんじゅう先輩は縁もゆかりも無いので、気合いを入れた意味はないかもしれないが。こういうのは気持ちだから。

対戦校出身の友人と、友人の奥さんと3人で観る。この時点で2-1で負けているが大丈夫だろうか。余談だが、母校の試合は第2試合。第1試合では、僕が高校3年生のときの夏の大会で負けた学校が試合をする。せっかくだからそっちも観ておこう。

グリーンスタジアムよこて。会場も僕らのときと同じだ。

友人らと合流するまで、しばらくは1人で観戦する。僕は選手としては鳴かず飛ばずだったので、最後の大会ではベンチ入りすらしていない。そのため1塁側スタンドでチームメイトの応援をしていた。12年前の僕がまだいるかもしれないなと思い、1塁側スタンドに近い場所に座った。目の前の試合が面白くて、12年前の自分を探している余裕がなかった。

試合が5回まで終わったところで友人らと合流し、一旦昼食を食べに行く。勝負の前には腹ごしらえなのだ。

第2試合は予定通り13:00に開始。バックネット裏の最前列で観戦する。母校の選手がいいプレーをする度に僕は大きな拍手を送った。どうやらこの席一帯で僕の母校を応援しているのは僕だけなので、完全アウェイだ。でも、母校の応援のためなら世界を敵に回すのもやむ無しだ(本当はみんなと仲良くしたい)。

試合結果の詳細は伏せるが、一言、満足したとだけ。12年前に戦った学校同士の試合を、12年前にそのチームでプレーしていた者同士で観戦するなんて、あまりにもエモーショナルだった。やっと見つけた12年前の僕も、ちゃんと笑顔だった。