井の中のアイランド

エクスとプレス

クレッセント

昨夜、町内の電話連絡網が回ってきた。こんな時間に珍しいなぁなんて思っていたら、僕の町内にクマが出たらしい。

こういうクマならいいんだけど

聞けば民家の敷地内で目撃されたとのこと。警察も現場に駆けつけたらしく、雨の中、赤色灯が光っていた。この時期のクマは冬眠に備えて食べ物を求め歩いている。だから人里に降りてくることも珍しくないそう。しかし、僕の町内でクマが目撃されるなんて珍しい。

本州に生息しているのはツキノワグマ。北海道に生息するヒグマと比べると臆病らしいが、秋田県内だけでも毎年のようにクマ被害のニュースが報じられている。危険であることは間違いない。

今日の朝も家を出るときは、念のためファイティンポーズを取りながら車まで行った。いつクマが飛び出してきてもすぐに臨戦態勢を取っていたのだ(あまり知られていないが僕の必殺技はメガトンパンチである)。実際、クマと出合ったら体が硬直するだけだろうが。ちなみに、万が一クマと遭遇した場合、静かに、落ち着いて、両手を大きく振り、クマから目を逸らさず、穏やかに声をかけながら後ずさりするのがいいらしい。咄嗟にそれをできる人ってどれくらいいるだろう。

クマだって生き物だ。人間の都合のいいように動いてはくれない。しかし、人とクマが出くわすと、双方にとって良くない結末を迎えてしまう。人間側が気をつけるしかない。常にファイティングポーズを取りながら生活しなければいけなくなったら、クマってしまう(クマだけに!!!!!!!!!!!!!!!)