つい1ヶ月前もブログに書いたばかりなのだけど、今年はクマ被害のニュースが本当に多い。
秋田県内だけでも連日クマに関するニュースが報じられている。
全国ニュースでも取り上げられていたのでご存知の方もいるかもしれないが、僕が暮らしている秋田県由利本荘市の病院にクマが現れた。仔グマだったらしい。幸い、風除室に閉じ込めたため、被害にあった人はおらず、昨夜のうちに捕獲された。しかし、仔グマがいたということは親グマもどこかにいるはずで、また現れないか心配である。
北秋田市でも立て続けに5人がクマに襲われ、先週は秋田市内でも似たような被害があった。注目すべきは、これらは全て市街地にクマが現れている点だ。これまでのクマ被害と言えば、山菜採りなどで山に入った人が襲われるケース、つまりクマの生活圏に人間が近づいたことによる被害がほとんどだったが、最近は人の生活圏にクマが近づいてきている。というかガッツリ入り込んでいる。
市街地に出現するクマは「アーバンベア」と呼ばれ、全国的に増えているらしい。人を見ても怖がらずに移動するクマも増えているそうだ。由利本荘市の病院に現れた仔グマも人間を怖い存在とは認識いなかったのだろうか。クマを怖がる人が増えるばかりである。
そう遠くない将来、ちょっとコンビニに出かけるときも熊よけスプレーや鈴を持ち歩かなければいけなくなるかもしれないし、「あ、ノラネコいるわ」くらいのノリで街にクマが現れるようになるかもしれない。常識が変わっていく。