井の中のアイランド

エクスとプレス

走れ走れ

三連休の真ん中。家でだらだら過ごすのもなんだかな~と思ったので、少しだけ走りに行くことにした。

元々、一人で気楽に走るのは嫌いじゃない。こう見えても学生の頃は長距離走に自信があり、高校時代の体力テストでは1,500m走が5分5秒、20mシャトルランが120回という記録を持っている。どちらも微妙に10点に届かないので、なかなか人に自慢し辛い。この場を借りて自慢させていただく。

さて、最近ブログでも散々言っているが、走っている途中でクマに遭遇しないか心配だ。父親がクマ除け鈴を持っていたので借りていくことにした。走るたびチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンってうるさかったので、だいぶ序盤でポケットの中にしまった。

圧倒的田舎

稲刈りを疾うに終えた農道は誰も通らない。この辺りは針葉樹が多いので、紅葉のピークなのか終わりかけなのかよく分からない。

大した距離ではなかったのに、途中、何度も歩いてしまった。もう何年も碌に走っていなかったので当たり前だが、こんなにも体力が落ちているなんてがっかりだ。それでも、ちょっと息を整えたらまた走り出す。どこでクマが見ているか分からないのでのんびりしていられない。

だいたい15分くらいで家に戻ってきた。こめかみがドクドクする感じや、奥歯が軋むような感じを味わうのも久しぶりである。足もふらふらでしばらくまともに歩けない。ポケットから取り出したクマ除け鈴がチリンと鳴る。もっと頑張れよと言われているような気がした。