職場の方に鯛めしを貰った。
正確には鯛めしの素だろうか。紅白の紐もついていてなんだかおめでタイ感じだ。とにかく貰ったのだ。
原材料を見ると本物の鯛が入っているようだ。僕は鯛めしを食べたことがないが、これは美味しいに違いない。今日のご馳走はこれで決まりである。
内容量はこんな感じ。既に出汁のいい香りがする。銀色の袋の中身は乾燥させた油揚げだ。右側の紙は作り方の説明書。僕が書いた恋文ではない。
以前一人暮らしをしていたときも時々炊き込みご飯を作っていたが、炊き込みご飯はそれだけで主食とおかずを兼ねている感じで、一人暮らしの強い味方なのである。あと炊飯器の中に米と水以外のものが入っているとちょっとワクワクする。
ワクワクする。
いつも通りの時間炊けばいいみたいなので、フルパワーで炊飯ボタンを押せばOK。キッチンに鯛出汁の香りが漂う。
少し蒸らしてから炊飯器を開ける。なんと幸せな瞬間だろうか。そして春のパン祭りのシールが全然貯まっていないのが面白い。
昆布は取り除き、具材を切るようにしっかり混ぜて盛り付け。分かりにくいが鯛の身もけっこうゴロッと入っている。味は言うまでもなく美味しい。出汁の味は濃すぎず優しく口の中に広がる感じ。鯛の身もホクホクしていてちゃんと存在感がある。これはいいものをいただいた。ありがとうございます。
考えてみたら鯛めしに限らず鯛をちゃんと食べたことってなかった。鯛は高級魚としてお馴染みなので、庶民ド真ん中の僕が食べたことがないのは当然か。今度誰かに釣りに行かせようかな。