井の中のアイランド

エクスとプレス

ヒルナンデス!は明日から

正月休みはあっという間に過ぎていった。

僕は今日が仕事始めだ。朝、テレビをつけるとめざましテレビが放送されていた。日常が戻ってきたか。でも、アナウンサーが「新年あけましておめでとうございます」なんて挨拶している。日常と非日常の狭間にいるような感覚だ。

朝食は食べない。仕事がある日の朝はご飯を食べる気力が湧かない。余裕のある時間に起きて、ゆっくり朝食を食べるのが苦手だ。僕にとってはこれが日常。頭はまだ休みボケしている感覚があるが、体は日常に染まっていく。格好つけたことを言ってみたが、僕の日常に色をつけるとしたら何色になるだろうか。赤とか黄色ではないことだけは確かだ。

三が日でけっこう雪が積もっていて、道路にも雪が残っている。新年最初の通勤からスリップ事故を起こしていられないので、いつにも増して慎重に運転する。対向車の数も後続車の数も少ない。まだ正月休みが続いている会社もあるのだろう。羨ましい気持ちを押し殺して職場へ向かう。

いつもの時間に職場へ到着した。5連休なんて滅多にないので、どんなルーティンだったか忘れてしまった。まずは日誌の記入と文書受付をするんだったかな。やっぱりまだ正月気分が抜けない。これではいけないので、事務室に入る際、いつもより大きな声で「おはようございます」と挨拶した。返ってきたのは「あけましておめでとう」だった。そうだ、新年最初の出勤だった。正月気分は抜けてないくせに、新年の挨拶を忘れていたなんて滑稽だ。「今年もよろしくお願いします」と返し、デスクに着席する。

日中はいつも通りの業務内容だった。正月らしいことと言えば年賀状の仕分けくらいだったので、仕事を通じてようやくいつもの自分に戻った感じだ。だけど、なんだかいつもよりずっと疲れた。昨日まで休んでいたけど、早くも次の休みが待ち遠しい。今週は3日仕事をすれば土日となり、さらには成人の日も重なるので3連休となる。休んでいる時間はあっという間に過ぎるけれど、休みを迎えるまでの時間はとてつもなく長い。これ、どうにかならないだろうか。