井の中のアイランド

後の加藤ローサである

6月が始まって

気づけば6月になっていた。正確に言えば気づいていたけど特に気にしていなかった。

しかしながら、6月は世間一般では梅雨入りだったり、衣替えがあったり、上半期の終わりだったりと、それなりに節目が訪れる。1年の中でもそれなりに重要な月と言えるかもしれない。

最近、雨が多いが、東北北部の梅雨入りはもうちょっと先だろう。今年は荒れない梅雨であってほしい。

衣替えは僕の職場でも始まった。僕はスーツで仕事をしているので、ネクタイを締めず、上着を羽織らずといった程度の違いでしかない。だけど、身軽になった感じがして気分はだいぶ違う。アウトレットでネクタイを買おうと思っていたが、いいデザインのものがなくて買わなかった。どうせ衣替えでしばらくネクタイを締めないのならば、買わなくて正解だったか。

仕事終わりには髪を切りにいった。以前と比べて髪を切りにいく頻度が短くなったが、オシャレに目覚めたのではなく、前髪が目にかかる煩わしさが増しただけである。担当してもらっている美容師さんとも、何気ない会話ができるようになった。何気ないっていうのが重要だ。お子さんがシャインマスカットが好きでよくおねだりされるから、自宅の庭にシャインマスカットの木を植えた、という話をされた。すごいな。

スッキリした頭でアパートに帰る。僕のアパートは窓が東西についているので、朝夕はたっぷり日光が入る。6月の夕焼けは1年でいちばん黄色い気がしている。