井の中のアイランド

エクスとプレス

孤独の

今日は僕が担当する研修会があった。2023年、最初の大仕事と言ったところだ。

これまで何度も担当の会議・研修会をこなしてきたが、毎回、本番を迎えるまで必ず緊張してしまう。もちろん、準備は数ヶ月前からこまめに行っているが、どれだけ準備をしてもまだ足りない気がする。結果的にどの会議・研修会も無事に終わっているので、緊張してたって仕方がないのだが。もちろん、先輩方のフォローがあってこそなので、本当に感謝感謝である。

さて、無事に研修会を終えて安心したので、晩ごはんを食べてから帰宅することとした。月曜日から外食なんてなんとも豪勢な気がするが、別にそんなことはないのだろう。

社会人になってから一人で外食する機会が随分増えた。学生の頃は友人や親と行くことがほとんどだったので必ず話し相手がいたが、一人で行っているのだから自分の心と会話するしかない。さながら孤独のグルメのようである。残念ながら、僕は井之頭五郎のように語彙力が豊富ではないので、ウマいとかヤバいとかそれくらいの感想しか出てこない。

仕事中、ドラマでお馴染みのナレーションである、「時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たす時、つかの間、彼は自分勝手になり自由になる。誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという孤高の行為。この行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである。」を心の中で唱えられるようになったら、僕にもだいぶ余裕が出てきたということだろう。けれど、そんな風になるのは当分先になりそうである。