井の中のアイランド

エクスとプレス

しょうもない写真をAIに青春っぽくしてもらおう

自分ってしょうもないなあって思う。

正確には暗くなったなあと思う。高校生の頃までは日々の生活の中にも楽しいことを見つけて、よく笑っていた。最近じゃGooglePixelのCMでフワちゃんが側転しながら店内に入っていくシーンでしか笑わない。

暗くなったことを実感するのは、写真に写ったときだ。それなりに笑顔を作るものの、それは心からの笑顔ではない。高校生の頃までは、写真に写るときは自然と笑っていたので、写真から伝わる鮮やかさが段違いである。

毎日よく笑っていた頃、すなわち日常が鮮やかだった頃に戻れたらいいのになって思う。しかし、現実には難しい。せめて写真の雰囲気だけでも変えられたら…。

そんな僕が見つけたのがこちらのサイトである。

ジョージア AIイラストメーカー(公式サイトより)

ジョージアのサイトで企画されているAIイラストメーカー。簡単に説明すると、写真を読み込ませるとAIが自動でイラスト化してくれるサイトである。これを使って、僕のしょうもない写真をキラキラとした青春っぽい写真に変えてもらおう。

 

最初にAIに読み込んでもらうのは、スーツで植物園に行った結果、アグリビジネスの人みたいになったこの写真。事業に失敗しそうな雰囲気が漂うが、AIは爽やかに変えてくれるのか。

爽やか〜

AIによって、アグリビジネスで地域貢献しそうな見た目になってしまった。空の色も明るくなり、鮮やかさが増している。うーん、AI恐るべし(右下の「毎日って、けっこうドラマだ。」のメッセージはこのサイトを利用すると必ず表記される)。

ちなみに、AIに読み込ませる際は目線無しの写真を読み込ませている。なぜかと言うと、予め目線を入れた状態で写真を読み込ませると…

AIが目線をサングラスと認識し、植物園に遊びに来た逃走中のハンターみたいになってしまうからだ(自動生成のため、同じ写真でも背景や表情には毎回若干の差異があるようだ)。

 

次にAIに読み込ませるのは、大学時代に部屋で傘をさしたときの写真である。部屋で傘をさした理由は全くないので、深く聞かれても困る。全体的に暗くて生活感丸だしの写真だが、AIに読み込ませるとどうなるだろうか。

現代魔法使い?

部屋中に元々なかったはずの花が舞ってるし、傘に月がぶら下がってるし、傘をさすことで魔法が使えるキャラクターになった。AIのおかげで暗い写真がアニメのキービジュアルに変貌を遂げた。凄いぞ、AI。

 

最後に読み込ませるのは、滝をバックに高々とピースを掲げたこの写真。美しい滝を潰して再開発を企んでいるような不敵な笑みだが、AIは爽やかに変えてくれるのだろうか。

滝潰れてんじゃん

AIによって、元の写真で企んでいた計画が実行に移ってしまった。美しい滝はなくなり、人口の道が整備されている。でも、爽やかさという点ではこっちの写真の方が全然爽やかだ。あとよく見たら掲げた方の手キモいな。

 

以上、AIにしょうもない写真をいろいろ読み込ませた結果である。生成された写真を見た瞬間、僕はめちゃめちゃ笑った。念のため目線はつけたが、AIで加工された僕の顔、切れ長の目をしていて異常に爽やかなのだ。この画像を早く友人に見せたいと思った。そして、そんな友人がたくさんいる僕の人生、全然しょうもなくないなと思った。

ありがとう、AI。毎日って、けっこうドラマだ。