「◯◯の秋」なんてよく言われる。
◯◯に入るものはスポーツ、読書、芸術、食欲などがベタだろうか。
スポーツの秋は個人的にはピンと来ない。10月に祝日でスポーツの日があることや、多くの学校で運動会が開催されることがこう言われる主な理由だと思うが、僕の暮らしている地域では運動会と言えば春の行事なのだ。また、僕の好きな野球も夏が盛んなので、スポーツ=秋が結びつかない。
読書の秋はどうだろう。気候が穏やかなので、読書の最中に余計な感情が入って来ないというのは理解できる。外で読書をすることに憧れがあったので、大学3年生の頃、近くの公園のベンチで読書をしようと思ったが、ベンチにギャルが二人座っていたので大人しく引き返したことがある。結局いつも通り家で読んだ。家で読むなら季節なんて関係ない。
芸術の秋はよく分からん。なんだそれは。秋に多くの美術展が開催されていることが理由の一つとされているらしい。そう言えば、芸術鑑賞会とか合唱コンクールなんかも秋の行事だった。しかし、秋=芸術はさすがにこじつけがましくないか。季節に関わらず、日々生きているだけで立派な芸術なのだ（？）。
食欲の秋はなるほどって思う。夏は暑さでイマイチ食欲が湧かない。で、秋は実りの多い季節だから様々な食物が旬を迎える。新米、新蕎麦の季節。果物も美味しい。ぶどう狩りに行きたくなってきた。でも、春でも夏でも冬でも美味しいものってあるよなって思う。秋にだけ食欲を背負わせるのは酷ではないだろうか。
◯◯の秋。皆さんにとってはどんな秋でしょうか。僕にとっては…ギャルの秋ですかね。
