井の中のアイランド

エクスとプレス

昼休憩を利用して巨峰ソフトを食べに行く男

その季節にしか出会えないものがある。

春に咲く桜、夏に上がる花火、冬に舞う綿雪。僕にとっては秋に食べる巨峰ソフトもそれにあたる。いつかでいいやと思っていると巨峰ソフトの季節はあっという間に過ぎてしまう。思い立ったが吉日。昼休憩の時間に食べに行こう。

巨峰ソフトが売っているのはこちらの施設。

ハーブワールドAKITA

由利本荘市西目町にあり、園内には植物園やクラフト体験コーナーがある。余談だが、僕がこのブログでたまに載せているアグリビジネスの人っぽい写真はここで撮ったものである。

この時期は、ぶどうの販売や摘み取り体験もできるのだが、残念ながら今シーズンのぶどうは全て無くなってしまったらしい。昼休憩を利用してぶどう狩りをする男…そんな存在となるのも悪くなかった(たぶん世間的には悪い)。

巨峰ソフト(450円)

ぶどう狩りは来年に持ち越すとして、目的の巨峰ソフトである。一口食べると、まずやってくるのは心地良い酸味。溶けていきながら果実らしい甘みも広がっていく。ソフトクリームとは思えない満足度だ。ハーブワールドらしく、ラベンダーソフトなんてのもあるので、興味のある方は食べてみていただきたい。僕は食用菊なども食べるのに抵抗があるので、ラベンダーソフトは食べない。

休日のハーブワールドはそれなりに混んでいるが、平日の昼間はさすがに人が疎らだった。テーブルで談笑するおば様の横で巨峰ソフトをぱくぱく食べる僕。この瞬間だけ、秋は止まっている。