奴らの季節

秋もすっかり深まってきたが、即ちカメムシが元気になる季節がやってきたということである。

そう、カメムシ

秋田県の人はアネコムシという呼び方の方が馴染み深いだろう。ちなみに他の地域ではヘコキムシとかヘッピリムシとかヘクサクンなんて呼ばれているらしい。僕だったら凹んじゃうね。

僕の家は田舎にあるので、毎年この時期には家の中にカメムシがわんさか入ってくる。それはもうわんさかわんさか入ってくる。虫が苦手な人が僕の家に来たらびっくりして漏らしてしまうかもしれない。この時期、僕の家には是非オムツを履いてお越しください。

もちろん窓はきちんと閉めている。でもカメムシには関係ないのだ。平べったい体をしているので、サッシのすきまから簡単に家の中に侵入できてしまうのだ。

カメムシの脅威な点は、何と言っても体から発せられる独特な悪臭だ。なんとも形容し難く、鼻の奥深くに突き刺さるような臭いだ。刺激を与えると臭いを発するため、ハエたたきなどでシバくこともできない。ペットボトルでカメムシホイホイみたいなのを簡単に作成できるので、決して刺激せずに対処したい。

カメムシはこの時期の他にも、5月の連休を過ぎたあたりにもよく見られる。穏やかな季節に限ってやって来るなんて、本当に嫌な奴らだ。