井の中のアイランド

エクスとプレス

バク

ここ数日、よく眠れている。

それがどーしたと思われるかもしれないが、僕にとってはすごい事態なのだ。僕は寝付きが悪く、布団に入ってから30分以上眠れないなんてザラで、酷いときには1時間以上布団の中で黙って横になっているときもある。さらに、早朝に目が冷めてそのまま起きっぱなしなんてこともしょっちゅうあるのだ。それがここ数日、布団に入ったら割とすぐに眠れるし、朝は目覚まし時計の音で起床できている。誰がなんと言おうとすごいことなのだ。

しっかり眠れているここ数日は、睡眠中に夢も見ていない。一説では、夢をよく見る人は眠りが浅い可能性があるらしい(正確には、夢を見たとしてもしっかり眠れていれば内容を忘れてしまうそうだ)。朝起きたときに夢の出来事を思い出してぼーっとしてしまうことがない。これって快適なんだなあと気づいたのは、つい最近だ。

確かに、夢の中の出来事にハラハラして疲れてしまうことはある。なんせ夢の中なんだから何でもありだ。突拍子のない出来事が起きたって夢だからの一言で片付いてしまうし、夢の中の自分もそれを気にしていない。

でも、いちばんダメージを食らうのは、現実の延長にあるような夢だ。仕事でミスをしたような夢や、何故か振られている夢なんか、わざわざ夢で見なくてもいいだろって思う。夢の中でくらい、モテてもいいじゃない。

今日の僕はよく眠れるか。それとも夢に疲れるか。