井の中のアイランド

エクスとプレス

そういえば目覚まし時計の音でもすぐ起きる

僕は医療機関で事務職として働いており、月に1〜2回ほど宿直業務が回ってくる。よく夜勤と勘違いされるのだが、宿直は法定労働時間外の業務に該当するため、好きなタイミングで食事をしていいし、シャワーを浴びてもいいし、テレビを観ていたっていい。睡眠時間も確保されている。つまりは、電話応対や鍵の開け締めの管理をしっかり行っていれば、常識の範囲内ならば自由に過ごしていていいということだ。

僕が務めている病院は夜間救急外来をやっていないので、夜中に外部からの電話が来ることは少ない。それでも、夜中に病棟から内線が鳴ることがあるので、その場合はたとえ就寝中であっても、直ちに起きて鍵の解錠など必要な対応をしなければならない。

自慢する訳ではないのだが(嘘。本当は自慢している)、僕は就寝中に電話が鳴って目を覚ますスピードに関しては他の追随を許さない。電話のコール音が「プルルルル」だとしたら絶対に「プ」で起きることができる。もっと細かいことを言えば、子音のPの時点で起きることができる。就寝中であってもあくまでも宿直業務の最中。電話が鳴ったらすぐに起きられるのは、僕の責任感の表れと言えるだろう(後で調べたら就寝中に物音ですぐに起きるのは自律神経の乱れらしい)。

 

宿直業務。手当も出るし、月に1〜2回ほどだし、安いビジネスホテルに泊まっているような気分が味わえるから、さほど嫌いじゃない。