井の中のアイランド

エクスとプレス

低音の憂鬱

僕は声が低い。声変わりがいつだったか覚えてはいないが、小学生の頃から声は低い方だったと思う。

世間一般的に、声が低い男性は女性から魅力的に見られるらしい。とあるサイトを見てみると、声が低い男性のメリットとして、

・大人っぽく、できる男の雰囲気がある。

・心地よい雰囲気に癒やされる。

・本能的に色気を感じる。

などが挙げられている。ざっくり要約すると声が低い男性はモテるらしい。

 

 

ふ〜ん、声が低い男性はモテるのか〜。

 

 

 

 

へぇ~。

 

 

 

 

 

愉快。

いや〜愉快愉快。僕には全く当てはまらなくて愉快痛快だ。ツボに入ったよ。うん、ツボに入った。今なら箸が落ちただけで笑える。

声が低い男性がモテるというのは幻想で、どちらかと言うと悩みの方が多い。そこで今日は低音ボイスの悩みを皆さんにお伝えしたい。

 

1.賑やかな場所だと声を聞き取ってもらえない

人混みなど賑やかな場所だと、まず声が掻き消される。一通り喋った後に「え?」と聞き返されるのはデフォで、結果的に2回も同じことを喋ることになり非常に面倒だ。かと言って最初からボリュームをアップして喋ると不自然に大きくなりすぎて、周りから見ると急に大きい声で喋った人みたいになる。しかもその声が低いのでなんかギョッとされる。

2.怒っていると勘違いされることがある。

以前、友達何人かで飲みに行く機会があったのだが、その中に初対面の人もいた。結構冗談を言ってくる人だったので、僕も普段の感じで突っ込んでみたのだが、初対面の人には威圧感がすごかったらしく、本気で謝られたことがある。周りがその様子をいじってくれたらよかったのだが、誰もいじってくれなかった。周りには僕の声が聞こえていなかったから。

3.たまに壁に反響して声が跳ね返ってくる

静かな空間だといい感じて響きわたるのだが、たまに壁に反響して自分の声が跳ね返ってくるのだ。まるで音叉のようだ。周りの人はあまり気づいていないのだが、自分はすぐに気づいてしまうので、人知れずジワジワくることがある。

 

いかがだっただろうか。今回挙げたのは本当に一部で、声が低いと生活に支障をきたすことがあるのだ。こうして文字に起こさないと、きっと僕の悩みは誰にも聞こえないのだろう。

でも、自分の声はけっこう気に入っている。