車を考える

僕はHondaのN-WGNに乗っている。社会人になってからすぐに購入したものなので、もう乗り始めて6年半ほどになる。メーカーにも車種にも特にこだわりはなかったのだが、なんとなく、初めて乗る車は軽自動車がいいかなと思っていた。軽自動車なら、万が一故障や破損があっても修理代が安く済むと思ったし、いい車に乗っていながら運転が下手だとなんだか格好悪い(一応言っておくと、安全運転に関して僕は他の追随を許さない)。そういう訳で、たまたまHondaのチラシを見て、そこに載っていたN-WGNを選んだのだ。

走行距離はというと6万kmほどだ。1年間で大体1万kmしか走っていない計算になる。たぶん少ない方なのだろう。専ら通勤用で、コロナ禍もあり遠出をしていないことが少ない理由だ。軽自動車の場合、走行距離が10万kmを超えたあたりが買い替えのタイミングだと聞いたことがあるから、このままのペースならあと3〜4年は乗れることになる。だけど、僕の母親が以前アコードに乗っていたのだが、それに10年以上、走行距離にして22万kmに達するまで乗っていたので、僕も安全性が確保されている限りは10万kmを超えても今のN-WGNに乗り続けるかもしれない。余談だが、22万kmは地球5周半に相当する。

言うまでもなく、車は高価なので、コツコツと貯金してはいるが、どの車が欲しいとかどのメーカーがいいとかそういうこだわりがないので、惰性で貯金している状態だ。またN-WGNを購入したら爆笑をかっさらえるだろうか。

車というのは一種のステータスだ。かっこいいとか、お金持ちとか、そういう概念を人は車に反映させている。車を買い替えるときの僕は、どんな人間になっているだろうか。自信を持って、かっこいいハイグレード車を選べる人間になれているといいな、と思う。