以前も書いたことがあるのだけど、僕は写真に写るのが苦手だ。
どうしても写りたいときは、背を向けて写るようにしている。今日は僕の裏側写真集をお届けしたい。
①一人暮らしと僕
大学1年生のときの写真。アパートのバルコニーから撮ったものだ。大学生活に少し慣れた頃の写真だったと記憶している。徒歩30秒の距離に同じ高校の友人が2人も住んでいたのは幸運だった。
②水平線と僕
大学1年生の夏休みに帰省したときの写真。海に出かけて、水平線があまりにも綺麗で、衝動的に撮ってもらったものだ。頭の位置と水平線がぴったり重なっているところが、なんだか気に入っている。
③自転車で松島へ行くときの僕
友達と自転車(しかもママチャリ)で松島を目指したときの写真。僕が住んでいた宮城県仙台市泉区歩坂町から松島までは、片道20kmほどある。大学1年生の頃の僕は、勢いだけでどうにでもなった。
④松島に着いた僕
無事に松島へ到着し、福浦橋で1枚。松島では食べ歩きし、だるま型の御神籤も引いた。10年経った今でも色褪せない思い出だ。
⑤横浜と僕
続いて大学2年生の旅。友達3人と関東方面へ出かけた。横浜の海は広かった。真夏の日差しに潮風が心地よかったことをよく覚えている。真ん中の白シャツが僕だ。一応。
⑥?と僕
とある講義の課題のため、宮城県美術館へ行ったときの写真。外に展示されていたこれが何だったのかは、今も分かっていない。なお、宮城県美術館は写真撮影禁止の箇所もあるのでご注意いただきたい。これは撮影OKだった(2013年当時)。
⑦夕凪と僕
大学4年生の夏休み。帰省してまたも海へ出かけたときの写真。内定をもらった直後で、肩の荷が下りたときだった。結果的に、その職場には1年そこらしかいなかったのだけど。なんとなく、明日も頑張ろうという気持ちが湧いてくる。
⑧たくさんの猫と僕
宮城県石巻市にある田代島へ出かけたときの写真。田代島は古より猫を神様として祀っており、島中に猫がたくさんいる。この日、黒猫にめちゃめちゃ横切られたが、特に悪いことは起きなかった。田代島の話はいつかじっくり書ければいいなと思っている。
⑧寝ているキツネを覗き込む僕
宮城県白石市にある「宮城蔵王キツネ村」へ出かけたときの写真。園内には100匹以上のキツネが放し飼いにされている。ただし触っては駄目。100%噛まれるらしい。僕が行ったのは3月で、冬毛でモフモフだった。
⑨脇をしっかり締めている僕
大学の友達とバッティングセンターへ遊びに行ったときの写真。卒業式が間近に迫った3月半ばだった。仙台を離れるのが寂しくて、とにかく寂しくて、毎日友達と会って思い出を駆け込みで作っていた。
⑩イチバンを目指すぜ!な僕
社会人になってからの写真。現実の僕は特にイチバンを目指していない。自分が頑張れるだけ、せめて自分の限界までは手を抜かないようにしようと考えながら生きている。では何故こんな写真を撮ったのかと訊かれるとぐうの音もでない。だけど、こうしたノリは大切にしたい。常々そう思っている。
いかがだっただろうか(いかがだっただろうかって言うか)。なんだかんだ言って僕は写真に写るのが好きなんじゃないかと思い始めた。そして何より、僕を撮ってくれる友達がたくさんいることが、たまらなく嬉しい。
皆さんも機会があれば、ぜひ裏側写真集を作ってみていただきたい。