僕が年末を意識するのは、テレビ番組が年末仕様になったときだ。
いつもは火曜日にやっている番組が水曜日にやっていたり、普段では考えられない長さでスペシャル版を放送していたり、歌番組やお笑い番組が増えたりする。あと、プロ野球戦力外通告（東山紀之ボイス）の特番が放送されるのもこの時期だ。
毎日観ているテレビ番組が非日常のスタイルになるにつれて、身の回りもそわそわしていく気がしている。この時期に放送される特番は、年号が1つ進む狼煙となっているのだ。
歌番組やバラエティ番組はなんとなく流し見できるから、増えるのは個人的に歓迎だ。歌番組はその年に流行した曲がたくさん流れるし、お笑い番組にはその年に活躍した芸人さんがたくさん出るから、1年を振り返るのにもちょうどいい。もしかして歌番組やお笑い番組が増えるのにはそうした理由もあるのかな。
ただ、年末年始の特番ラッシュは1週間以上続くので、途中からちょっと飽きてくるのも正直なところだ。今はYou Tubeにも面白い動画がたくさん投稿されているから、そちらで日常に戻ることもできるけれど、朝テレビをつけて、めざましテレビが放送されているとほっとする。僕の1年がスタートするのは、その瞬間かもしれない。
