冬と言えば鍋である。
「鍋 フリー素材 美味しそう」で検索して出てきた画像。美味しそうか？
煮込まれた具材をハフハフして体の芯から熱くなる感じ。寒い冬には堪らない。ここまで言っておいてなんだが、鍋がめちゃくちゃ好きな訳ではない。だけど鍋には個人的に思い入れがある。
僕は大学時代に一人暮らしをしていたのだが、自炊をしていた。安い食材を求めたり作り置きしたりと、結構熱心に頑張っていたと思う。作り置きする上で重宝するのは鍋料理であり、一人暮らしの強い味方なのだ。
鍋は偉大だ。まず、肉とか野菜とかキノコとかたくさんの具材を入れられる。さらに、野菜は煮込むことで食物繊維が柔らかくなり、多くの量を食べることができる。素材の栄養もほぼ全て摂ることができる。鍋さえ作っておけば他に何も作らなくてもいいと言っても過言ではない（過言かもしれない。急に自信がなくなってきた）。
僕は同じものを一週間食べ続けても飽きないという特異な体質を持っている。そのため冬場は鍋を作っては食べ、食べ終わったらまた鍋を作ってという生活をしていた。おかげで冬場の食費は毎年かなり抑えられた。
今では実家暮らしをしていて、時々、家族で鍋を食べることがある。もちろん美味しいけれど、一人暮らしのときに自分のためだけに作った、食材を雑多に投入した鍋を、無性に食べたくなるときがあるのだ。
