「飯行こうぜ。」友人からの誘いは突然だった。
札幌（ふだぽろ？）で働いている友人が秋田に帰省してきたらしい。1月2日に朝ラーを食べに行った友人だ。突然の誘いではあったが、どうせ暇をもて余していたので行くことにした。
行き先として与えられた選択肢はガストと吉野家の2択だった。焼肉屋とかでしっかり飲み食いするよりも、カジュアルさを求めているようだ。その2択ならば当然ガストになる。吉野家でどうやって長居をするつもりだったのだろうか。
ガストに行くのは昨年末に友人たちとご飯を食べに行ったとき以来だ。僕にとってガストは久しぶりに会う友人と行く特別な場所と化している。高校の頃はクラスや部活の友人としょっちゅう行っていたのに、随分格式が上がってしまった。山盛りポテトフライはずっしり太いタイプではなく細〜いタイプになっていたが。
前日に居酒屋へ出掛けた友人も合流し、ドリンクバーで乾杯する。いつになってもドリンクバーでの乾杯には心がときめくぜ。近況報告よりは高校時代の思い出話の方がメインとなったが、高校時代が人生でいちばん楽しかったのだから仕方がない。
思い出話が尽きることはなかったが、良い子が寝る時間に解散した。次に帰って来るときはもっとたくさんの人数で集まれることを約束して。
それにしても札幌か。函館までは行ったことがあるが、札幌には行ったことがない。一体どんなところなんだろう。今度は僕が札幌に行くのもいいかもしれない。そのときに行く店は、もちろんガストではない。
