井の中のアイランド

エクスとプレス

新解釈おせち

クリスマスシーズンはケーキを押していた世の中が、一気におせちモードになった。

まったく節操無い。人誑し。

おせちの具材にはそれぞれ意味がある。例えば黒豆は「まめまめ」しく働くように、昆布巻きは「喜ぶ」の語呂合わせで縁起物といった感じだ。ダジャレが多いがこんなんでいいのか。

おせちはおめでたい料理とされているが、僕は嫌いだ。僕が食べれない物しか入っていない。大袈裟じゃなく本当に食べれるものが入っていない。さすがに嘘をついた。エビは食べられる。でもどうせならエビフライにしてほしい。

僕の家庭では、昔から正月におせちを食べる文化がなかったからまだ救われている。おせちは三が日かけて食べるものだから、3日間も耐えなければいけない。もし僕の家庭でおせちが出ていたら、僕はグレていたかもしれない。おせち料理が出なかったおかげで、こんなに誠実で真っ直ぐに育った。

まめまめしくとか喜ぶとか、そんな理由でいいのであれば、僕の好きな食べ物でもなんとかなりそうな気がする。

 

トンカツ…勝負事に「勝つ」ように

蕎麦…家族や仲間がいつも「側」にいる

生姜焼き…失敗も「しょうが」ないの精神で

ドーナツ…先を見通せる

メロン…みんな僕に「メロメロ」

カニ炒飯…何事も「パラッと」片付くし、ついでにカニも入ってる

鯖の味噌煮…「サバサバ」した女子に好かれる

 

どうすか?