井の中のアイランド

エクスとプレス

中古論

たまに、リサイクルショップに行ってウルトラ怪獣のソフビを購入している。

先日も一つ購入した。ちなみに手前が怪獣だ。一応。

わざわざリサイクルショップで購入しているのは、今では通常販売していないからに他ならない。写真の怪獣も元々の販売価格は700円くらいのはずだが、今回は1,000円で購入した。僕からしたら思ったより安く買えたな〜という印象だ。

さて、怪獣ソフビを中古で買うことになんの抵抗もない僕だが、それ以外の物を中古で買うことには強い抵抗がある。例えば、服や家具や家電などだ。正確に言えば、どこの誰が使っていたか分からない物を買いたくないのだ。

知り合いから譲り受ける場合は何の抵抗もなく受け取れるが、なんかこう…元の持ち主の得体が知れないのがちょっと怖い。知らない誰かの生活が間近にある感覚が嫌なのかもしれない。リサイクルショップでソファを買ったとしても、たぶん僕は一生座らない。

古着屋は世間一般にはオシャレな場所という認識だと思うが、僕としては何百もの生活が集った場所である。誰のものか分からない服が怖い。生産者の顔写真が載っている野菜が売られているように、古着にも元の持ち主の顔写真を載せておいてくれないか。踊るさんま御殿の再現Vの直前みたいな奴でもいいから。