幼少期からウルトラマンが好きだ。
初代ウルトラマン。年齢は約2万歳。趣味は読書。
「ウルトラマンが好きなんですよ」と言うと、大抵の人は目を丸くしてくれる。どうも僕の周りにはウルトラマン好きが現れない。
ウルトラマンは円谷プロダクションが生み出した巨大変身ヒーローで、半永久的に語り継がれるであろう、国産テレビドラマの金字塔である。初代ウルトラマンが放送されたのが1966年なので、誕生から50年以上経つ訳だが、今見てもかっこいいデザインは本当に秀逸である。
また、登場する怪獣もとても魅力的である。ウルトラ怪獣の代名詞とも言えるバルタン星人や、今でも人気キャラクターのゴモラなど、傑作怪獣は多数。ウルトラマンに詳しくない人でも、学生の頃にジャージを頭から被ってジャミラの真似をしたことがあるのではないだろうか。かくいう僕も、怪獣が好きでウルトラマンにはまった口だ。
幼少期は怪獣のかっこよさだけに興味を持っていたが、年齢を重ねるにつれて、ストーリーにも深みがあることに気づき、より一層好きになった。ウルトラマンは基本的に一話完結型なので、どこから見ても楽しめる。そして一話完結型だからこそ、エピソードに幅が出る。コミカルなエピソードから、現代社会の諸問題に通じるものまで、まさに大人から子どもまで楽しめる。
この世の「面白い」は全てウルトラマンが源流となっている。そう言っても決して大袈裟ではない。