朝、家の玄関に小包が置いてあったらしい
※再現
家族が起きるより前の時間に宅配便が届くわけもないし、そもそも宛先も送り主も書いてないのに宅配できるはずがない。一体何なんだ、これは。
WEIN…?
箱にはワインと書いてある。そして岩手のワインのようだ。岩手に知り合いなんていない。何かしらの懸賞に応募したこともない。マジで誰が置いていった?
赤ワイン&白ワイン
僕も母親もお酒はほぼ飲まない。父はお酒好きだがワインは嗜まない。じゃあ我が家に向けられた贈り物ではないのでは?例えば、近所の人にあげるつもりが、間違えて僕の家に置いていったとか。いずれにしても、届け先が書いていないのでどうすることもできない。
サスペンスドラマとかだと、こういう送り主不明のお酒を飲んで、実は毒入りだったなんてパターンがよくある。我が家に片平なぎさが来ても困る(おもてなしできないという意味で)ので、とりあえず仏様の前にお供えしておくしかない。
と、謎に包まれたワインだったが、送り主はあっけなく判明した。父ちょっと古くからの友人が、岩手旅行のついでに買ってきてくれたものとのことだった。昔、父が美味しそうにワインを飲んでいたのを覚えていて(父はそんな記憶ないらしいが)、わざわざ買ってくれたらしい。朝早くに置いていったのは、単純に朝早く出かけるついでだったからとのこと。
その友人は、今度また我が家に来てくれるという。「直接お礼ができる」と父も喜んでいた。年を取っても、プレゼントをし合える友人がいるって素晴らしいことだ。僕も、そういう友人を多く持ちたいと思った。みんなもそう思うよなぁ!?