井の中のアイランド

エクスとプレス

僕・レガシー

髪を切りに行った。伸びた分を切っただけである。軽くパーマあててみようかななんて言ってたのは遠い昔。結局僕は特別に憧れた挙げ句、普通に帰着する。

毎回指名している美容師さんは野球が好きらしく、職場の同僚ともよく野球の話をするとのこと。同僚のお子さんが小学校で野球を始めたらしく、クリスマスプレゼントにバットを欲しがっているらしい。欲しがっているバットの値段を調べたところ、40,000円もすることが判明し、たまげてしまったそうだ。野球の道具が高いのは知っていたけど、小学生の子が使う野球用品でもこんなに高い値段がするんだと驚いた、と言っていた。

少年野球用で40,000円もするバットということは、MIZUNOのビヨンドマックスレガシーとかだろうか。もちろん安価(とは言え10,000円は余裕で超えてくるが)でも優れた野球用品はたくさんある。それでも、値段に比例して性能も良くなるのは間違いない。特に野球を始めたての子にとって、打球が遥か遠くへ飛んでいく感覚は堪らないだろう。サンタさんに頑張ってほしいところである。

髪を切り終わってお会計をすると「スタンプカードが半分貯まったので、シャンプーかコンディショナーどちらか差し上げます」と言われた。この美容院には独自のスタンプカード兼会員カードがあるのだが、そのスタンプが知らぬ間にけっこう貯まっていたらしい。特に何を考えるでもなくシャンプーを貰う。良さそう、ということは素人の僕にもなんとなく分かる。でも僕は普通から使っているお気に入りのシャンプーがあるので、果たしてこれを使うときが来るだろうか。

美容院の隣に宝くじ売り場があるので、年末ジャンボ宝くじをバラで10枚購入していく。どうせ当たんねえけどな、と頭の中で独り言を呟きながら。でも、宝くじを買わない限り当選確率は一生0%のままだが、1枚でも買うことで当選確率というものが出現する。具体的には分からないが、たぶん0.000000000………1%くらいは当選する確率があるだろう。いずれにせよ、宝くじはライトに購入することにしている。

ところで、宝くじ売り場の人は、お会計した後に「当たりますように」と一声かけて宝くじを渡してくれる。心がすごくほっこりしてありがたいのだけど、正直なことを言うとやめてほしい。当てなきゃって思うから。宝くじはライトに購入することにしている。大事なことなので繰り返す。

大谷翔平選手が全国の小学校にグローブを3つ寄贈することで話題となった。名実ともにスーパースターだなと思う。僕も宝くじで1等が当たったら母校に野球用品を一式寄贈したい。ビヨンドマックスレガシーは高校野球では使えないから、話に出てきた美容師のお子さんにプレゼントしよう。