井の中のアイランド

エクスとプレス

でも褒められることも多い

先日、僕が担当した会議が無事に終わった。僕の職場では時々、外部の方も交えた様々な内容の会議が行われているのだ。会議の準備は数ヶ月前から行っているので、無事に終了したときは心から安堵する。

しかし、会議が終わった後もやらなければいけない仕事がある。議事録の作成だ。

会議は必ず録音しており、その音源を基に会議の内容を書面にまとめて記録に残すのだ。会議でどのような話し合いが行われたのかを一目で分かるように簡潔にまとめる必要があるため、編集力や校正の技術が重要になる。

議事録の作成は苦手だ。話し言葉を文字として残すのに適切な表現に直さなければいけないが、直しすぎると意味が異なってしまう場合がある。また、発言を全て拾おうとすると膨大な量になってしまう。不自然にならない程度の言葉遣いの変更や、カットするところは思い切ってカットしていいことに気づいたのは最近である。

また、会議の中でたまに僕も発言することがあるのだが、録音された自分の声を聞くのがキツい。想像よりダミ声で、想像より語尾が訛っている。会議音声で自分の声が流れると、ぐぎいいいいい!やめろおおおおおおお!ってなる。あと意味もなく息を止めてしまう。

自分が話した部分を倍速にして乗り越え、なんとか議事録は完成した。会議で一番大変なのは自分の声を聞くことなのかもしれない。