井の中のアイランド

エクスとプレス

福笑い

友人の結婚式があった。

会場は秋田市なので電車で行く。それも朝早い便で行く。羽越本線に乗るのは久しぶりである。高校の同級生には電車通学をしている人がたくさんいた。僕も電車通学に憧れた時期があったが、これに毎日乗って通学することの大変さが今なら分かる。

秋田駅もしばらく来ないうちに随分変わった。構内に以前はなかった蕎麦屋ができていたので流れるように入店。きりたんぽ蕎麦など秋田らしいメニューもあったが、気にせずきつね蕎麦を注文した。僕はタヌキ顔派だが、それが蕎麦となると一転きつね派になるのだ。駅で食べる蕎麦は美味い。そして朝に食べるのがいい。

友人と合流して式場へ。結婚式の準備ってどれだけ大変なんだろう。結婚したことがないから分からない。分かる日が来るかも分からない。

式は言うまでもなく素晴らしいものだったので、あえて詳細は記載しない。素晴らしい二人の結婚式なんだから、素晴らしいに決まっているのだ。ただ一言述べるなら、新郎新婦と僕とで撮った写真が飾られていたのが嬉しかった。飛び跳ねたいくらい、すごくすごく嬉しかった。でも飛び跳ねるのは我慢した。急に飛び跳ねる奴は変な奴だからだ。

久しぶりにお酒も飲んだ。たぶん6月以来の飲酒だ。その時も友人と一緒だった。僕は友人としか酒を飲まない人になっている。けっこう飲んだつもりだったけど酔わなかった。でも度数の高いお酒はやっぱり苦手だ。ビールを飲んだときはバレないように顔を顰めた。

でも今日はせっかくの結婚式なので、難しい顔や難しい話は置いといて笑うことにした。