井の中のアイランド

エクスとプレス

ダントー

今年の冬は、雪が積もっては消え積もっては消えの繰り返しだ。一気にどかっと積もったかと思えば、気温が高かったり雨が降ったりで瞬く間に溶けてしまう。間違いなく暖冬だ。

僕は冬が嫌い(犯罪と同じくらい)なので、別にさっさと溶けてもらって構わないのだが、雪が積もると家の周りに動物の足跡が残っていて、なかなか面白い。野生の動物は夜も行動しているようである。蹄っぽいのはウチによく来るカモシカだろう。小さい足跡はイタチとかだろうか。幸い、クマの足跡は確認していない。

子どもの頃はそれなりに冬も楽しんでいて、裏山をソリで滑っていた。雪が積もるとちょうどいい傾斜になって、ソリで滑るのに最高のコースが出来上がるのだ。大人になった今ならもっとスリリングなコースを作成できるだろうし、スマホから広瀬香美の曲を流してスキー場っぽい雰囲気を作ることだってできるだろう。如何せん冬が嫌いになってしまったので、それをすることは一生ない。

今日はよく晴れた穏やかな一日だったが、特に何もしなかった。明日はアパートに荷物を運ぶため、体力の温存である。明日が入居日なのである。先日購入した洗濯機やテレビなどの家電は後日運ばれてくるので、アパートで生活できるのはもうちょっと先になりそうだが。

考えてみたら、一人暮らしを始めたら朝早く起きて雪寄せをしなくちゃいけないじゃないか。このまま暖冬で頼みます。